伝統色

先日、こんなデザイン切手を見つけて衝動買いしてしまいました。

テーマは「伝統色」!私好みです。

 

縹(はなだ)色、浅葱(あさぎ)色、小鴨色、山葵色、青竹色、柳葉色、抹茶色、
緑青(ろくしょう)色、若芽色、千歳緑色、と並んでいます。
例えば、この千歳緑色とはイラストで示されているように、マツの葉のような
緑を指しています。

 

常緑のマツは真冬の寒い時期でも緑の葉をつけています。
色の変わらない様子は、長寿と不変の象徴として捉えられ、その縁起にあやかって
「千歳」という名前が付けられたそうです。
「常盤」という色名がありますが、こちらも「千歳緑」と同様にマツの緑にあやかり、
長寿と繁栄の願いを込めてつけられた色名ですね。
雪が降り積もると一面モノトーンの世界となり、それはそれで美しいですが、
そこに映える緑もまた良いものです。
あと1ヵ月ほどでそんな景色が広がりそうです。
見に来ませんか?

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コメント: 4
  • #1

    ゆたか (土曜日, 19 11月 2016 16:50)

    伝統の色いいですね。
    あの時の、ノガリヤス色思い出しました。
    漢字で「野苅安」と書くようです。また、面白いこと探しましょう。

  • #2

    naomi (土曜日, 19 11月 2016 20:47)

    >ゆたかさん
    共感頂けてうれしいです~!
    名の背景を知っただけでも、それを見る目がちょっと変わる。
    それが個人的に好きなポイントでもあります。
    野苅安も良かったですね、ぜひまた探しに行きましょう。

  • #3

    mero (木曜日, 01 12月 2016 12:57)

    登別、堀江です。
    独立されたのですね、応援します!
    古来からある色、シダやスゲに多いように感じます。そして、マツのイラストに地衣類らしきものが描かれていることも面白いですね。

  • #4

    naomi (木曜日, 01 12月 2016 16:38)

    >堀江さん
    ありがとうございます!
    マツの模様に気づかれましたかっ。さすがです。
    樹皮に地衣類があると年を経た印象が出るためでしょうか。
    枯草色、苅安色、草に関する色名はいくつかありますが、
    シダだと木賊(とくさ)色がなじみ深い名前の一つでしょうか。
    色名は日本の伝統を自然から感じとれる、良い手掛かりになりますね。