ツアーと神仙沼周辺の様子

一か月前からお申込みいただいていた先週末の神仙沼ツアー。
ところが、神仙沼までアクセスできる道路は、直前になって通行止めの規制が

解除になったものの、スノーシューで歩けるほどの残雪量。
数週間前から、色々な事態を想定しお客様との協議を何度も重ね、最終的には地元の小さな
博物館「倶知安風土館」での展示解説をさせていただく形となりました。
野外での活動にはなりませんでしたが、沢山のご意見とご希望を遠慮なく出して頂いたおかげで、
今回は納得の形に落ち着きました。
豪雪のメカニズムや雪国らしい道具の数々、その歴史を展示を通し見て歩き、最終的には
こんな道具で雪の上を歩けるのですよ~、と出したスノーシューと和かんじきでした。

さて、ツアーでは行くことのできなかった神仙沼はこのような感じになっています。(5/27)
わお。

入口の雪山を超えて、夏道のある辺りに立つもそれは雪の下。

地図や夏の風景・地形の記憶をたよりに、湿原まで行けば雪解けが進んで木道が出ています。

神仙沼はまだ多くの雪。

慣れていない人は道に迷いやすい状況なので、数週間後のチングルマやショウジョウバカマといった
湿原の花が始まる季節まで待った方が良いでしょう。
この日はダケカンバの新緑と花(花粉)が目に染みるのでした。