所用を兼ねて、沖縄の本島へ
旅に出ていました。
南部の那覇周辺は、
すっかり都市化が進んでいて、
小さな島でありながら
車社会なので
都会らしい交通量でした。
話に聞いていたとおり。
それでも、
わずかに残された緑地が
ちらほら見受けられます。
そのうちの一つが漫湖と
その周辺に広がる干潟。
ラムサール条約登録湿地ということで、
漫湖水鳥・湿地センターが完備されています。
ここから木道へ入っていけるのですが、
センターが開館していないと
この木道は利用できないです。
木道の距離はとてもコンパクトなので、
自然観察以外のなんとなく散歩なら
数十分で行って戻ってこられます。
で、入ってみると、いわゆる
マングローブが生い茂ってます。
マングローブは、汽水域で群落を
作っている常緑の高木・低木の
総称です。知ってた?
そのマングローブの一種、
メヒルギのタネ(胎生種子)が
樹上にたくさん実っており
そのうちのいくつかが
干潟に突き刺さってました。
ここでは、
増えたマングローブによって
陸地化が進んでいます。
それによって干潟に来る鳥が減少する
という問題が発生しているそうです。
無数にある穴からは
カニやハゼの仲間が
ひょこひょこ出たり入ったり。
干潮時はこんな感じ。
ここに来る鳥たちは
地面近くで盛んに
エサをついばんでいます。
コチドリ。
イソシギ。
コサギ。
アカアシシギ。
ズグロカモメ。
とおーいーよー。
他にも何種類かいましたが、
遠すぎてカメラが対応できず。
ここで鳥観察するなら
双眼鏡は必須です。
北海道では夏鳥で、
冬羽の姿を見ることがなかった
鳥もいたので、興味深かった反面、
識別はやや不安。
「北海道野鳥図鑑」では当然ながら夏羽ばかりなので、
「比べて識別!野鳥図鑑670」と合わせて見ました。
帰り際に見つけた。
オオハマボウの花期って??
沖縄の気温は20℃前後。
北海道なら
秋が深まる少し前のような気候です。
そして、今の北海道は氷点下なので、
これぞ別世界。
明日はやんばるの森です。
→漫湖水鳥・湿地センター
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