エゾリスとメープルシロップ

北海道では3月頃になると、
カエデの類から樹液が染み出して
いることがあります。
(カエデ類に限らず、傷ついた樹皮から
樹液が滲み出るのは春によくあることです)

で、カエデの樹液と言えば
メープルシロップ。
日本のカエデ類はカナダの
サトウカエデほど糖度は
高くありませんが、
ぺろっと舐めれば甘露です。
樹液を煮詰めれば尚甘し。
人間がそう感じるのだから、
野生動物からしてみたら
とても甘いことでしょう。
野鳥やエゾリスが舐めに来ます。

樹液を舐めにきたエゾリス。
冬毛姿は、
見た目はフワフワでかわいいですが、
樹上生活者なので、
樹皮と爪がこすれる音(爪がするどい)とか、
俊敏な動きをする手足(毛皮の下はマッスルボディ)
とか、野生らしいたくましさ、あります。

過去に1シーズンだけ
地主さんの許可を得て、
イタヤカエデの樹液を
採取したことがありますが、
プラス気温で、日が出ていれば
一つの木から1つの穴を開けて、
だいたい2L/日とか平気で取れました。
逆に寒くて、太陽が出てないとほんのわずか。

ということは、
エゾリスがやって来る時はポカポカ日和。
観察しやすいのです。
また見たいなぁと思ってます。
この恍惚とした顔ね。

コメントをお書きください

コメント: 2
  • #1

    ゆたか (月曜日, 09 3月 2020 17:19)

    ご無沙汰しています。エゾリスの冬毛の写真可愛いですね。こんなに早い春、来てもらっていいのですか?あとが心配です。

  • #2

    naomi (月曜日, 09 3月 2020 19:10)

    ご無沙汰です。雪解けの進む暖かい日が続きますね。里だけじゃなくて山の雪も少なく、早めに来るような春。いいのか!?温暖化の臨界点を超えてしまわないか。歪がでそうで心配ですね。