現代人には虫嫌いな人が多いのは、
虫に触れる機会が減った、とか
虫に対する知識が足りないから、とか
いろいろと言われていますが、
それを検証した人が現れました。
東京大学の深野祐也氏と曽我昌史氏は、
進化心理学的観点から13,000人に対して
調査しています。すごいですね。
ところで、進化心理学という学問、
初めて耳にしました。
ウィキペディアによると、
「進化心理学(しんかしんりがく、英語:evolutionary psychology)とはヒトの心理メカニズムの多くは進化生物学の意味で生物学的適応であると仮定しヒトの心理を研究するアプローチのこと。」
らしいです。
いわゆる「虫」たちは生態系の中で、
花粉媒介者、他の生き物の餌、分解者、
など重要な役割を担っています。
そして、地球上の生物170万種のうち、
虫は95万種以上と圧倒的繁栄を
遂げている生き物です。
植 物(約27万種)
哺乳類(約6,000種)
鳥 類(約9,000種)
魚 類(2万5千~3万種)
そして、そして、
世界中の虫たちの40%は減少傾向にあり、
数十年で絶滅する可能性があるという
論文が出るほど、
虫を取り巻く状況は悪化しています。
保全に対する熱量が上がらないのはなぜか。
ここで示されている
虫嫌いというのがキーワードになりそうです。
→なぜ現代人には虫嫌いが多いのか?ー進化心理学に基づいた新仮設の提案と検証ー
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