ネジバナに新種が見つかる

北海道でもお馴染みの
ラン科の植物ネジバナ。
今まで、日本で見られる
ネジバナの仲間は
九州以北に分布するネジバナと
奄美大島以南に分布するナンゴクネジバナの
2種のみとされてきましたが、
この度、ハチジョウネジバナという
新たな種が加わりました。

ネジバナには花茎や子房に毛があり、
ハチジョウネジバナにはそれがない、
という見た目の違いがあるようです。
でも、奄美大島以南に行かない限り
ネジバナはネジバナ一種しかないから、
あまり真剣にその特徴を見ていなかった私。
花茎や子房に毛?そういえばあったような・・・
程度の記憶だったので
過去に撮った画像を確認。
すると、ちゃんと毛がありました。

よくある個体差で「毛がない」とか
「毛が少ない」とかないんでしょうかね?
そもそも花期が違うようなので
見た目以外にも識別する方法は
ありそうですが、
毛の状態が個体によって
違いがあるのかどうなのか
気になります。
今夏はまじめに観察してみよう。

『庭やベランダから新種!?最も身近に見られるラン科植物「ネジバナ」の新種を発見-神戸大学-』

加えて、ネジバナは
花粉塊を虫に運んでもらうことが
前提とした作りになっているのに対し、
新種のハチジョウネジバナは、
もっぱら自家受粉らしいのです。

花の内部構造からして違うということ。
興味深いですね。
身近過ぎて見過ごされがちな植物ですが、
今年はいつもより注目されるかも^^

「ネジバナは花粉塊を昆虫に運んでもらう虫媒花」