今日のお客様は、冬の間だけニセコに滞在している、
自然大好き、田舎大好き、のんびりナチュラル派な大阪の女性。
軽快な関西弁から飛び出す言葉は、その印象と打って変わって、
自然の美しさ、季節の移り変わりをキャッチして、
でも小難しいことより素直にそれに浸る女性らしい感性の持ち主でした。
そんな感性に共感しつつ、3月末らしい陽気の中、鳥のさえずり、木々の芽吹き、
春を感じながら、まだまだたっぷりある足元の雪をざっくざっく踏みしめる。
立ち止まっても、座ってお茶を飲んでいても、日差しがぽかぽかで
体が冷えません。
「これなら昼寝もできそう~」なんて今日は言ってました。
この時期のスノーシューも良いんですよね~。
あ、でも、サングラスに日焼け止め、お忘れなく。
今日も晴天!
道路脇の地面でエサをついばむツグミ、
上空を悠々と通過していくアオサギ、
木立から木立へすばやく入り込むベニマシコ、
ニセコでそんな鳥たちの姿を見て、季節の移ろいが加速して来たのを感じた一日でした。
こんな日は、日焼け止めと特にサングラスを忘れずに、と何度かここで書きましたが、
そう言われても、メガネの人は困りますよね。裸眼かコンタクトの方ならいざ知らず。
先日のお客様から「こんな良いのがあるなんて知りませんでした。」と感謝されたので
今日はそちらのご紹介。
知っている人は知っていると思うので、そういう方はスルーしてくださいね。
私は普段コンタクトをしているので、サングラスを掛けるのに何も問題ありません。
ただ、目の調子が思わしくない時と花粉症で粘膜が荒れている時はメガネっこになります。
その時用に車には通常のサングラスと、メガネ用サングラスの2つを常備。
こちらは、オーバーサングラスと言われていて、メガネを覆うようにして掛けるタイプです。
メガネの上からガチャッと被せるだけなので、片手でラクラク脱着なのが良いですね。
でも、メガネレンズのサイズによっては被せきれない場合があるのがあるのと、
ちょっと重いのがネック。
こっちは、「クリップオン」とか「前掛け」サングラスなんて言われてます。
メガネ本体に引っ掛けて使います。
軽いし、フレームもないので掛けていて違和感を感じにくいです。
でも、オーバーサングラスに比べるとちょっとズレやすい。あと、脱着の度にメガネを
外すことになるのが手間。
どちらも値段はピンキリですが、モノにこだわらなければ2,000円程度で買えます。
適当なモデルがいなかったので、スノーマンをこしらえてみました。
掛けた時はこんな感じになります。
どちらのタイプもそうなんですけど、見た目の大きさが目立つので、
「かっこわるい」と感じちゃうかもしれませんね。
レンズが紫外線に反応して黒くなるメガネもあるようですが、使ってる人曰く、
「脱着の手間はないし、物が増えないし、見た目は普通で良いんだけど、
高価だし、経年劣化でだんだんその反応が薄くなる。」そうなので、どっちが良いとも
悪いとも言えませんね。
ご参考までに~。
ご家族はスキーを楽しまれているようで、お一人でいらっしゃった昨日のお客様。
「あのね、私ね、今年68歳になりますの。足腰弱ってきてあんまり早く歩けなくて、ご迷惑をおかけしてしまうかも・・・」
と恐縮のご様子。
「何も問題ありませんよー、歩くことがメインのツアーではないですから、色々見ながらゆっくり歩きましょう。」
「あらぁ、そうなの~、それは良かったわぁ、楽しみね~」ニッコリ。
と、のんびりした会話から朗らかにスタート。
歩く、立ち止まって観察、おしゃべり、写真、すべてゆっくリズム。
「まぁ~、ネコヤナギ(バッコヤナギ)があんなに開いて、かわいらしいこと~」
「本当ですね~、ふわふわしてますねぇ、〇〇さん。」
そんな熟年老夫婦のような会話を楽しむのでした。
街中を歩いていて耳に飛び込んで来たシジュウカラのさえずり。
最近は、外に出たら聞かない日はないくらい、鳥たちのさえずりが聞こえてきます。
積雪はふもとでも2m程はあるし、気温がプラスを示す日が増えてきたとは言え、
太陽が出ない日は体感温度が氷点下並の寒さに感じるし、春というには早い時期です。
でも、鳥のさえずり、渡り鳥の群れ、冬芽の膨らみ、そんな所からでも季節の移ろいは感じられます。
ささいなことですが、例え町の中にいたとしても、それは周りにいっぱいありますよ。
本日は、とある方にお仕事で、自然ガイドツアー体験をして頂きました。
機会は一年前からあったのですが、何だかんだと今日に至ります。
これも縁ですね。
私のツアーは、ここに来たらこの話し、とか、この木があったらこの話し、という
テンプレートはなく、参加者の興味や好奇心に合わせた自由スタイルトークです。
もちろん今日もそのパターン。
遠すぎて枝かぶりなボケボケ画像がイマイチですが、私たちの存在を気にしながらも
姿を現したキタキツネ。
本州から来た方であれば、ここで大歓声間違いなしですが、そこはやっぱり道民です。
「あ~いますね~。」というテンション(笑)
道民あるある。
しょっちゅう見る訳ではないれど、たまには目にする身近な存在。
そうは言っても、冬のキツネは毛皮がもふもふで、何度見ても愛らしい容姿です。
ネズミでもハントしないか、何か行動起こさないか、ちょっと様子を見てましたが、
この後、お座りして休憩し始めちゃいました。
そんなキツネを後にして、冬芽、樹形、地形、樹皮・・・一つ一つを見ていく内に
違いに気づけるようになって、最後はこの木とこの木はここがこう違う!と私に
言ってくれるほどになった今日の参加者サマ。
見る目が育つの早いのなんの。
こちらも、脳力フル回転で、見つけたハテナがひらめきになるように、
観ることのお手伝いをさせて頂きました。
今年始め、エゾシカの足跡(ブログ)を見つけた尻別川沿いへ再びやってきました。
特に今日は雪が固く締まっているので、足跡ははっきりくっきり残り放題。
生き延びてこの辺りにまだいたとしたら、足跡は簡単に見つけられるはず。
あわよくば姿もキャッチしたい、そう期待に胸膨らませたのもつかの間。
テン、キツネ、ウサギ、足跡は数多くあれど、エゾシカのものは見当たらず。
残念、今頃どうしているのやら。
さらに、遠くにいたウサギには文字通り「脱兎」の足で逃げられシャッターチャンスを逃しました。
ことごとく振られてばかりです。とほほ。
ふと見ると、斜面からごろんごろん転がった雪玉が雪俵となって落ちていました。
これなら逃げないもんね。