昨日、ヒヨドリの渡りと
ハヤブサの狩り風景を観察したあと、
近くの農耕地へ立ち寄ってみると
刈り取り後の水田で
ミヤマガラスが見られました。
このカラスの羽の色、
マットな黒と思っていましたが、
晴天下ではツヤツヤな黒なんですね。
警戒心が強いので
相変わらず近寄れません。
なのに、トラクターが
土を起こし始めると寄っていく、
現金なやつらめ。
お隣ではオオハクチョウ御一行様。
各々の警戒度合いがバラバラなのが
いい感じ。
マガンやワシ系は見られなかったので、
また今度見に行きます。
今日も噴火湾を渡る
ヒヨドリを見に行ってきました。
早朝、ヒヨドリたちは
いつものピーピー声を出しながら
ノイバラの実をついばんでいました。
徐々に集団の数が増し、
ヒヨドリの群れが大きくなると
海へ飛んでいきます。
今日はハヤブサが襲撃してきました。
みな大慌てで陸に戻ってきます。
いったん陸に戻ったヒヨドリ。
ツルウメモドキの実を
食べてしばらく過ごします。
ハヤブサは正面の岩でスタンバイ。
や、それじゃもろ見えだ。
カラスに囲まれてるし。
ヒヨドリ以外の後から来た小鳥も
岸壁まで飛んできても、
踵を返すかのごとくクルっと
反転して陸に戻る次第。
段々と鳥たちの気配が
薄くなっていきます。
そして、カラスの嫌がらせに
耐えかねてハヤブサは飛び立ちました。
キィキィ鳴きながら遠くへ。
なんか悔しそう。
ハヤブサがいなくなっても
離れた所に移動してしまった
鳥たちはすぐには戻りません。
暇なんでクジャクチョウと
日向ぼっこしながら
次のアクションを待ちます。
しばらく待つと、
またヒヨドリが集まって来ました。
再度トライ。
ハヤブサ、物陰からすぐ来たよ。
狩りに失敗すると正面陣取る
スタイルは崩さないのね。
なので、ハヤブサがここにいる間は
小鳥もヒヨドリも渡らず。
ヒヨドリ渡る
↓
ハヤブサ襲撃する
↓
ヒヨドリ陸に戻る
↓
ハヤブサ正面に陣取る
↓
鳥の気配薄くなる
↓
ハヤブサ飛んで消える
↓
ヒヨドリ集まる
↓
以下略
もうずっとこの繰り返し。
最初の画像からここまで約2時間。
いよいよヒヨドリは
どこかへ行ってしまい周辺は静かに。
するとハヤブサも諦めたのか
北の方へ飛んでいきました。
この後、場所を移してミヤマガラス見てきました。
明日のブログへつづく。
野鳥観察しに海岸へ行った時のこと。
右足にルアーが引っかかった
オオセグロカモメ?の幼鳥を
見つけました。
テグスが関節に絡まって伸ばせないのか、
針が痛くて降ろせないのか、
ずっと片足立ちをしています。
テグスがきつく絡まっていたとしたら、
この右足は壊死します。
動けないようなら保護することを
考えましたが、自力で飛んでいたので
無理に捕まえることはやめておきました。
片足立ちでは体勢を
崩しやすいのでしょう。
時折羽ばたいて
バランスを取っていました。
どうにか生き延びて欲しいです。
ルアーやテグス、針などのゴミを
放置することは、その近辺で暮らす
生き物にとって脅威となります。
このような事故がないよう、
ゴミは回収して帰って
欲しいと切に願います。
※ちなみに、許可なく鳥獣を捕まえたり
飼育したりすることは法律違反です。
保護目的であっても、
必ず公的機関に確認を取りましょう。
参考サイト
→日本野鳥の会
→なぜ保護した「スズメ」を飼ってはいけないのか
鷲別岬は室蘭市と登別市の
両方にまたがる岬ですが、
感覚的にはほとんど室蘭な所。
岬とは言っても
展望はほぼありません^^
絵鞆半島ほどじゃないけど、
ここは、春先に
北海道へ渡ってきたばかりの
夏鳥が見られたりする岬。
秋はというと、
秋もこれから渡る鳥や、
標高を下げて平地に
移動してきた鳥たちが
一時的に見られます。
先日見てきたときは、
ルリビタキ(♂と若い♂)に
アオジにカワラヒワにウグイスに
ヒヨドリ(群れ)にメジロに
キクイタダキにと雑多な感じで
あちこちにおりました。
ホントもう、とりあえずいる、って感じで。
ただ、春と違ってオスは
縄張りやメス確保に
集中していない分、
警戒心が高いような。
ちょこまかと逃げては、
レンズをかわされました。
大砲レンズならいざしらず、
私のカメラでは歯が立たない。
ま、いーけど^^
秋の渡り、見納めが近づいてきたかな。
今日は日の出前に出陣。
この時期はヒヨドリが
越冬のため大きな群れで
噴火湾を渡っていく様子を
見ることができるので、
それを見に行ってきました。
鳥の様子を伺いながら
市内をウロウロしていると
ヒヨドリの小群がいくつも
頭上を通過していきます。
気になって車で追跡すると
思ってた渡りの地点を通過して
「あ、そっち?」って感じで
北上していきます。
頭の中で進行方向の地形を思い出し、
思いつく場所へ行くと。
スタンバイ中のヒヨドリが
いる場所にいきつきました。
バーダーさんはいなかった。
平日だから?
バーーーーと群れで飛び立つので、
行ったのかと思いきや、
しばらくすると岸に戻ってくる。
それを何度も何度も繰り返します。
予行練習でもしているかのようです。
天敵から身を守るため
海面スレスレを
飛んでいます。
日の出から2時間経過した所で
ピーヨピーヨという声が
一層の高まりを見せた次の瞬間、
群れは彼方へ飛んでいきました。
次は松前の白神岬で海峡越えを
するのでしょうか。
動画は5分半と長めです。
みな達者でなー。
午前中、室蘭市で
野鳥の渡りを見た後、
隣町の伊達市にある
黄金貝塚公園へ
気が向いたので^^
行ってみました。
ここは縄文時代の集落遺跡。
なだらかな丘、
ひろーい芝生の中に
復元された貝塚がありました。
竪穴式住居もあります。
中の見学もできますがー、
すぐそばにある湧き水で
鳥が水浴びする姿を
目撃するや否や、
私の興味はすっかりこちらへ。
ミヤマカケス、体の大きさに
比例して水しぶきも豪快。
シジュウカラ、
順番待ちでーす。
シマエナガも。
この後、ハヤブサが上空に飛来、
小鳥たちは警戒の声を出して
右往左往してました。
敷地の一角には
ちょっとした散策路があります。
草刈りが丁寧にされているようで、
林床の植物はやや単調。
そんな中でも
ヤマシャクヤクが見られました。
全体的にのほほんと広々した
公園という感じです。
のんびりしたいときにどーぞ。
→北黄金貝塚公園
朝晩のストーブ、
始まってます。
寒いっす。
今日も小鳥類の渡り見学。
午前中はメジロの群れが
何度も通過していきました。
ツリバナの実が随分と食べられ
なくなってきましたので、
これの姿もそろそろ
見られなくなるでしょう。
ホオジロはチラッと現れ
すぐにいなくなりました。
日向ぼっこして待っていると
マヒワの小群が来ました。
目当てはダケカンバのタネ。
夏は多くが標高の高い所で繁殖し、
冬は平地まで降りてきます。
徐々に徐々に入れ替わってますね。
今日は日中でも15℃前後と冷え込み、
標高の高い峠では雪の心配が
出てくる季節になりました。
日没の時刻は16:54
暗くなるのが早くなりましたね。
という訳で、日が高い内に散策です。
ジャコウソウが軒並み
エゾシカに食されていました。
室蘭多いですからね、大丈夫ですかね。
いろいろ。
そしたら、エゾシカの罠設置を
お知らせする標識が。
有害駆除ですか、そうですか。
ぱっと見た感じ箱罠はないので、
くくり罠でしょうか。
気づかずガサガサ入ったら大変ですね。
注意深い性格で良かった。
ナギナタコウジュは
小さい面積にびっっっっしりと
花(その後は実)がついて
そのびっしり加減が気持ち悪いと
個人的に感じる植物。
これに罪はないけど
見た目が好かない唯一のシソ科。
そして、その近くには、シソか!
どこのお宅から逃げて来たの。
ワタゲカマツカの実が
赤く目立ちはじめました。
どんな鳥が食べに来るのでしょう。
いつかこの目で見てみたい。
紅葉はまだ早い?
というか、室蘭の紅葉は
元倶知安町民からすると全然です^^
寒暖の差だけじゃなく、
樹種の関係もあるでしょうね。
この近くをミヤマカケスが
20羽近くの集団で通過していきました。
鳥たちの動きは確実に
深まる秋を感じさせてくれます。
室蘭の秋の渡りは
ノスリや小鳥が活発です。
今日も午前中の数時間だけ
見てきましたが、
数百という単位の
ノスリが渡っていきました。
中には、トビやハイタカ(オオタカ?)の姿も。
ハイタカ・オオタカの識別は
私には難しいです。
何度かその場に居合わせた
バーダーさんに教えてもらった
ことがありますが、
遠くを飛んでいくあれらを
瞬時にオオタカだのハイタカだの
時には雌雄まで識別する能力って、
持ってる双眼鏡の性能が高いにしても
半端ないっす。
今日は強めの西風、
こまめにバランスを取りながら
ビュンビュン飛んでいきます。
背後からやってきた
カラ類の群れが
私を追い越していきました。
北海道を去るものがいれば、
やってくるものもいる。
久しぶりに室蘭港を覗くと、
ヒドリガモにスズガモが
来ていました。
入れ替わりの季節です。
室蘭の秋の渡り、
小鳥たちが活発です。
今日も海沿いへ行って
渡りを見てきました。
双眼鏡で追いかけて、
行ったー、と思ったら
みんなして引き返してきた
カラ類たち。
なんか(天敵)いた?
海沿いの礫地では
グリーンシーズン最後の花、
コハマギクが全盛期です。
全体的に木々はまだ
青々としていますが、
一部が紅葉しはじめています。
森では、エゾリスが活発に
動き回っています。
貯食に大忙しで、
人間は眼中にないような。
房毛(耳毛)はまだないですね。
あと1ヶ月もしたら
モコモコな冬毛になってるかな。
民族共生象徴空間「ウポポイ」と
その中にある「国立アイヌ民族博物館」
先週末行ってきました。
ウポポイへ入るにも、
博物館へ入るにも、
現在は感染症対策のため
入場制限がかかっています。
webでその券を入手しなくては
なりませんが、いかんせん
システムが分かりにくいです。
おそらく、
多くの人が「ウポポイ」と「博物館」
両方行くと思います。
なので、それぞれで券を入手して下さい。
券は入場希望日の14日前より入手可能です。
言い換えると、14日より先の予約は
できないということになります。
ウポポイ入場券は1200円、
博物館の入館整理券は無料です。
ウポポイと博物館とで
入手できるwebサイトが違います。
ウポポイの方は、
このWebketというサイト。
こちら、会員登録が必要です。
博物館は博物館のwebサイトで
予約券を入手します。
こちらは9時~19時の間で
1時間ごとに区切っての予約。
スマホやPCがない人は
どうやって券を手に入れたら
良いのでしょうか。
スマホが使えたとしても、
高齢で操作が苦手な人には
無理なのでは?
ウポポイでは色んな施設で
催し物が行われていますが、
これも感染症対策のため
開始45分前に整理券を
もらわらいに行かねばなりません。
タイムテーブルさえ把握していれば
良いという訳ではないのです。
入退場自由なので、
出るときは係の人に
再入場券をもらいます。
全体的には入場制限がかかっている
お陰で混雑ぶりが感じられず、
ゆっくりと落ち着いて
展示や施設を見て回れました。
できたての施設って
大混雑が常なので、
こうした事前予約制という
システムは個人的には
歓迎できました。
コロナが落ち着いても
混むシーズンはこういうのアリだな、
て思います。
なので、複雑な点はぜひとも
改善して頂きたい。
そして、こちらは、
第一駐車場から入場ゲート
に行く途中にある回廊。
森の雰囲気が満点です。
全部の施設の中で何が
一番気に入ったかというと、
この回廊になりますね。
ウポポイ、博物館の方は
がっかりするでしょうけど。
このアートとも言える
コンクリート石柱は
見事でしたよ。
民族のことをもっと深く
もっと濃く見聞するには、
日高地方の平取町にある
二風谷(にぶたに)アイヌ文化博物館
の方が良いのかもしれません。
まだ行ったことがないので、
今度行ってみようかな。