普段は森の中で過ごすアオバト。
この鳥は群れをなして
海水を飲みにやってきます。
その目的はミネラル補給では
ないかと言われていますが、
あの塩っ辛い海水の飲むって
その味覚どーなってるの?
と聞いてみたい。
警戒心が非常に高く、
ちょっとしたことで
すぐ飛び立ってしまうので、
遠方から望遠レンズか双眼鏡で
捉えるのがやっとです。
場所を少し移して
車で通りがかったとき、
「ビャ~」という聞き慣れた声が
至近距離で聞こえてきたので、
思わすドコだ?と停車したら真上にいた。
オオジシギ、時々何か言いたげに口を開く。
「お前が邪魔だ。」と言われた気がしたので
早々に立ち去りました。
コヨシキリ、通常営業中。
巣立ち雛の姿が目に
つくようになってきました。
車を走らせていると
まだ経験の少ない若鳥と思われる個体が
道路脇の藪から飛び出してきたりします。
運転に気をつけてもらえると嬉しいです。
ヨコスト湿原のエゾキスゲ、
もう花が見られる頃だろうと
思って行ってみてびっくり。
ちょっと高いところから
双眼鏡でざっと探してみる限り
一株も見当たらない。
見当たる黄色い花は
ハナニガナ(ニガナもどっかにあったかも)か
センダイハギかキショウブか。
これは2020年6月25日に撮影したエゾキスゲ。
同日にはゼンテイカも撮っていました。
去年と数日のズレでなんで見当たらないのか?
他の方の過去ブログを見ても今時期に
花が見られているのでおかしい。
おかしいぞ・・・。
それとも、ここの株は元々が少ないのか?
それでよく探してみると、
ことごとく食べれられてました。
今年は開花が早くてすでに
結実してるとかじゃないんですね。
(一部の株ではそれもあるのかもしれないけど)
無念に思って
再び湿原を見渡すといた。
増えすぎたシカ問題です。
すぐ近くの苫小牧の国道沿いでは
まだ無事なエゾキスゲの群落が
帯状に展開しています。
トラックやダンプ、
交通量が非常に多いここで思い出す。
「ここって覆面頻度高いんだよね・・・。」
(不審者扱いで職質とかヤだな、と。)
意を決して植物観察に没頭。
線路と国道に挟まれた小さな
緑地帯に密集するエゾキスゲ。
花に特別感情移入する
タイプではありませんが、
さすがに綺麗だなーと思います。
花の長い柄が特徴的。
そして、ふと足元に目をやるとこれ。
同じ所にこんな落ちてました。
シカの仕業で良いのか?
それにしても、
フードロスがヒドイ。
他にはツリガネニンジンを
好んで食べているようでした。
これはヨコスト湿原でも
国道沿いでも同じ。
一週間前
室蘭のとある緑地で
こちらのランを見つけました。
まだつぼみが固く
開花までしばし
かかりそうなこの花。
3~4cmはある長い距が特徴的。
葉は10~20cmほど。
全体の雰囲気からは
オオヤマサギソウっぽさを感じるけど
それにしては距が長すぎるし、
葉のツヤは足りない気がするし、
葉の付き方も違うようだし、
そもそもここは山地じゃないし、
なんだろうな、と思って
一週間後に行ってみると、
花を見て、あぁ!と納得。
ツレサギソウでした。
ランの類の識別は花が頼り。
証拠写真が取れて満足でした。
植物を識別するために
図鑑を読んでいると、
時々よく分からない
単語が出てきたりしませんか。
例えば、
アヤメとヒオウギアヤメの
識別点の一つに
内花被片が大きく目立つ/目立たない
というものがあります。
内花被片の読みは「ないかひへん」です。
花被片とは、
みなさんが想像する花びら(花弁)と
思ってもらって大体OKなんですけど、
花によっては別の器官が花弁のように
見えていることがあります。
それは今は置いておいて。
外見上、その性質に区別がされない場合、
配置が外側にあるものを外花被片、
配置が内側にあるものを内花被片と呼びます。
花被片の性質が異なる場合、
外花被片のことを萼(がく)、
内花被片のことを花弁(かべん)、
と表現します。
なんだか、ややこしいですね^^
この前の冬は、植物図鑑を読むことが
目標でそれは達成できましたので、
次の冬はこの事典を読み込むことを
早くも目標にしたいと思います。
イタンキ浜と潮見公園の
間にあるビオトープへ
行ってみました。
ここの植物は近隣から
本来ここにあったであろう
と考えられるものを選んで
移植したものだそうです。
ヒオウギアヤメは終わりかけ。
カキツバタは良い頃。
ヒツジグサは閉じてました。
周辺ではワスレナグサがお花畑状態。
外来種ががっつり入り込んでしまってます。
浜より上段の草地では
エゾスカシユリ(自生)が
咲き始めました。
今日は風がやや強く
吹きさらしのこの場所は寒かったです。
風の穏やかな日にどうぞ。
今日は隣町の森へ行こうかと
思っていたのですが、
直前になって”なんか”
気が向いたので市内の緑地へ。
ちょうど花期のサルメンエビネ
に出会えました。
こんな所にあったのか。
木々が濃く茂るので
日当たり悪いんですけど、
一株だけあったゼンテイカ。
これが咲く環境じゃないので
これもこんな所にあったのか・・・!
と驚きました。
季節通して歩いてみないと
分からないものです。
そんなことより、
今日はアカネ科のこれ系で
うんうん悩みました。
このキクムグラ含め、
全部で3種類くらいありましたが、
識別で悩んでいるうちに
段々悔しくなってきたので
力入れて観察し続けようと思います。
これ系、苦手なんですよねぇ。
名前からして紛らわしいのが
多いったらなんの。
多分、来シーズンまで持ち越す
課題になりそうです。
水辺~湿地で見たハイキンポウゲ。
図鑑によると識別点の一つに
ハイキンポウゲの茎の毛は少なく、
道端などにあるコバノハイキンポウゲ(帰化)は
毛が多いとあります。
前々から両種を見比べてみたことのない私は、
これで少ないのかな、と。
そこんトコどーなんだろう?
と思っていた矢先・・・
道端にらしきもの発見!
茎の毛の量、違いますね。
比べてはっきり。
すっきりしました。
アパート共有玄関の
ドアを開ける直前、
すぐそこに
カワラヒワがいるのに
気が付きました。
距離にして2m。ちかっ!
ごそごそしているので
なんだろう?とドアに
かけた手をひっこめて
見守ってみました。
タンポポの種子を食べに
来てたみたいです。
こんな人通りのある所に来なくても、
すぐ近くの公園や緑地にいっぱい
あるのになぁと思いながら外出すると、
一斉に草刈りしてました。
そういうこと?
あーたも大変だね。
ダチョウというと
ダチョウ牧場とか
ダチョウ肉とか
卵を使った加工品くらいしか
イメージのない私でしたが、
生命力の強さというものは
抜きん出るものがあるのを知りました。
その強さのもとは「アホさ」(半分冗談)と
「抗体を作るスピードが爆速」という
点が面白いなと。
とにかく塚本氏の語り口調(関西弁)が
快活で笑えます。
本の一部分は下記リンクから読めます。
これだけで十分面白いので
お時間ある方はぜひ読んでみて。
本にはダチョウ抗体の出来上がる仕組みとか
それがどういった経緯で製品化されたとか、
現在はどんな製品になっているかの詳細が
書かれていています。
コロナにもすでに対応済みというのが
スピード感ありありです。
この点に関しては、
ちょっと退屈に感じる人もいるかも。
なので、ダチョウのユニークな生態や
他の鳥とどう違うのかや
ダチョウ抗体の良い点をサクっと知る
という点では、本の一部を抜粋した
下記リンクの記事は読みやすく必要十分です。
それにしても、
よく耳にする話ではありますが、
やはり日本の研究者のおかれる立場
というものは厳しいものがあるようですね。
予算が縮小傾向にある中、
ひたすら研究を続け、
その研究費を稼ぐためにも
自ら製品化のために動く。
ただ商人気質を持ち合わせてさえいれば、
この分野はニッチな産業なのかもしれません。
リンク
→ダチョウってどんな鳥?そのすごさとアホさ
室蘭にもあるよね、
と思いつつ探しきれてなかった
シコタンタンポポ。
海岸付近の草地に
ポツポツありました。
苫小牧近辺では市内公園とか
海岸線とか道路脇とかで
簡単に見つけられていたんですが、
室蘭だと中々見つからない^^
これは苫小牧で見たタンポポ。
左:セイヨウタンポポ
右:シコタンタンポポ
比べて見るとシコタンタンポポの方が
舌状花の密度が気持ち低いですが、
セイヨウタンポポと一緒に咲いている
場所ではそうでもないような、
個体差を感じました。
その他にも
外片の反り返り具合とか、
角状突起の大きさとか、
頭花の大きさとか、
ちょっと図鑑通りには
ならないなぁと感じる
個体もままあり。
私の見る回数が足りなくて
違いが見いだせないのか、
もしかしたら雑種なのか?
それでも
セイヨウタンポポとシコタンタンポポは
外片の反り返り方がだいぶ違うので
識別は優しいでしょう。
外片の縁の角状突起が目立つ
シコタンタンポポ。
同上。
これが
エゾタンポポとシコタンタンポポ
両方が生育しそうな場所だと
迷いやすいかもしれません。
図鑑では外片の縁の角状突起が目立つのが
シコタンタンポポと書いていますが、
個人的に一番分かりやすい違いは
外片の縁が細かく裂けて
毛羽立っているのがエゾタンポポ
と思って見てます。
今日は一日中海霧が立ち込め
海沿いの道は視界不良でした。
気温が高くなってきたので
発生する頻度も割と高くなってきました。
ていうか、もうそんな季節なんですね。
海沿いの草地では
ゼンテイカが咲き初めていますが、
個人的にはシカによる食害の方に
目がいってしまいます。
花を食べられてしまっては
肝心の繁殖ができません。
10年後くらいにここの風景見たら
笹原になってそう。
室蘭寄りの伊達市の森では、
ヤマシャクヤクの花を見つけました。
これでほぼ満開です^^
これは別の日、別の場所で撮った
ヤマシャクヤク。
花弁が落ちてて中が覗けました。
花の段階で袋果の姿がはっきり。
8月下旬ころになると
袋果が裂けて
種子が現れます。
黒い方が本物の種子で
赤い方は鳥に来てもらうための
偽種子と言います。
こうしてみると偽物の方が
多いんですね。
車のボディに落とされた
鳥爆弾もとい鳥糞。
そのままにしておくと車が錆びる、
それは、糞に含まれる尿酸が
原因だと思われてきましたが、
その鳥糞に尿酸は含まれていない
という事実が分かってきたそうです。
なんと!
常識と思い込んでいると
そこにある真実から遠ざかる、見落とす、
と頭ではみな理解していると思いますが。
それを表す良い例ですね。
とても興味深い記事なので
ぜひ読んでみてください。
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