フィールドワークの時は
長靴が定番の私。
晩秋で寒かろうが、
植物が枯れ枯れだろうが
何だろうが森に入るんですが、
晩秋ってホント寒いんですよね。
なので、タイツ履いたり、
レッグウォーマー履いたり、
裏起毛のパンツ履いたりして
防寒対策しています。
でも、長靴はそのまま。
先日、除雪のときに使う
防寒長靴を新調したときに、
森に行くついでに試し履きしようと
持って行ったんですよね。
そしたら。
あ・あったかい!!
靴底も濡れた路面や
雪道で滑りにくい
仕様になっているので
土の上でも問題なし。
藪こぎするような時じゃなければ、
防寒長靴で晩秋のフィールドワーク
ありだなってなりました、今さら。
なんで今まで気が付かなかったんだろう。
私バカなの?
次からこの長靴使おう^^
室蘭から札幌へ引っ越してきて
はやくも2週間が経過しました。
札幌って200万人近くも人が
いる割に森(山)が近くて
自然豊かってイメージを
持たれている気がしますが、
江別(野幌森林公園近く)・倶知安・室蘭と
ずっと田舎に暮らしていた私からすると
森が遠くて遠くて仕方がないです。
過去に2年間札幌に住んでいたことが
あるので分かってはいましたけどね。
なんかこう、人の多さも相まって
堪えます。
ということで、もう辛坊たまらん!
森歩きするぞ!と言うことで
前々より気になっていた場所、
北広島市にある富ヶ岡の森遊歩道という
名称がついたこちらへ。
整備工事が入っているようでしたが、
私が入った富ヶ岡5号線側の入り口には
この案内看板はなかったです。
通行止め箇所をがっつり歩いちゃいました・・・。
主に橋の整備工事のようですが、
昨日見た段階ではもう終わって
いるようでした。
工事期間は10月中旬頃までと
看板にあったので実はもう
終わっているのでは??
森の中の木々は紅葉が進み
秋らしい色合いになっています。
見上げると、
ミズナラ、コナラ、ミズキ、
コシアブラ、ハンノキ、
ハウチワカエデ(看板には別名のメイゲツカエデの名)、
ツリバナ、ホオノキ、シナノキ、
サワシバ、キタコブシ、
ヤマブドウ、イタヤカエデ、
ハリギリ、シラカンバ、
ヤマモミジの看板もありましたが、
オオモミジな気がします。
アサダがありました。
展葉した後しばらくすると
葉の軟毛はやや落ちるようですが、
この葉はふわっふっわでした^^
この「ふわっふっわ」な
感触が好きすぎて
見つけたら大概触りに行きます。
時期的に林床の植物が
少ないのは当然ですが、
それでも枯れた個体すら
少なくてちょっと意外。
目立つ草本は・・・?
ミズタマソウとススキと
あとはスミレの仲間くらい。
あとは帰化植物の
セイタカアワダチソウとか
ユウゼンギクとか。
春にまた見に行こう。
札幌に住まいを移して一週間。
部屋を出て徒歩数秒の電柱脇に
アカバナ科の何かがあるのに
今日気づきました。
(脇にあるのは帰化植物のヒメフウロ)
ようやく足元の植物に
目がいくゆとりが出てきたようです。
柱頭を見ると4裂の
エゾアカバナ。
こんな町中で見られる
植物だったっけ?と思い
ダンボールの山の中から
引き出した図鑑を確認すると
『低地~山地の草原や林縁、時に市街地』
なので、こういうこともあるんですね^^
久々に図鑑を開いたら
少し楽しくなりました。
荷物が片付いたら、
雪が降る前に市内探索に
行っておこう。
夫の転勤に伴い
室蘭から札幌へ
住まいを移して5日。
ようやく真っ当な暮らしが
できる程度に荷ほどきが済みました。
(片付いてはない)
荷物が多いとホント大変。
来年の夏には上川地方の新居に
移住予定なので、この苦労を
また10ヶ月後くらいに味わうのかと
思うとぞっとします・・・。
そんな引っ越しの最中に届いた
来年のカレンダー。
2023年用はこれにしました。
たまに、鳥をチラッと見た程度の
スキルで描いた作品がありますが、
そういうのって分かる人から見ると
不正確だったり不自然な部分が
目に付いちゃうんですよね。
こちらは作者の方が
「実際に野鳥を見た印象や状況を大切にしながら、
その月に会いやすい鳥や、その時期ならではの行動を描きました。」
と言っているように、
野鳥観察をしている人だから
描けるイラストになっています。
昨年は見つけたタイミングが遅くて
在庫切れになっていたので
今回のは間に合って良かった。
4月の構図が素敵です^^
リンク→「piro
piro piccolo」 2023年 カレンダー 野鳥とめぐる季節
南へ渡る鳥(主に猛禽類)たちの
話題でもちきりの室蘭ですが、
室蘭港へ行ってみると
越冬のため渡ってきた
スズガモの姿がありました。
今年もやってきましたね。
識別が難しすぎて
ダイサギなのかチュウダイサギなのか
よく分かりませんが、
その近くにはマガモと
ヒドリガモ。
季節移動は順調に進んでいるようです。
前回は見つける季節が遅くて
枯れ枯れだったオヤマボクチ。
今年は花期に間に合ったものの、
この場所は、どうしても道から遠い。
昨年、道の近くでオヤマボクチっぽい
無花茎個体を見つけていたので、
淡い期待を寄せてそこに行ってみると
小さめだけど、あった~!
すぐ近くのシラヤマギクと似た
雰囲気の葉ですが、
オヤマボクチの葉裏には
びっしりと白い蜘蛛毛が
生えていています。
週末には札幌転勤となった
夫と共に移動してしまうので、
胆振地方の自然観察は
これにて終了の予定。
色々面白いものが
見られる土地だったので、
名残惜しさはありますが、
新天地へ向けて
荷造りラストスパートします。